ゴールデンウィーク・ゴールデンスランバー

完全なるただの惚気だが、岡田くんは寝ていても抱き締めてくれたり、頭を撫でてくれたりする。私のことを犬や何か愛玩動物だと勘違いしている気もするが、いいでしょう。許します。

冒頭の通り、岡田くんは寝ぼけていても愛情表現ができる男。
この間はお腹の弱い私のために、的確に左腹を温めてくれた。その日腹痛は無かったのだが、岡田くんにとって痛いかどうかは関係ないらしい。もはやルーティンというか、寝る体勢でしかないようだ。愛は伝わってくる。
でもなんだろう。この違和感は。

仰向けになった私の腹に、岡田くんの手だけ乗っている。

なんだろう。何かはわからないが、何かが違うのではないだろうか。

朝、そろそろ起きる時間だろうかと目が覚めてきた頃。同じくまだ半分寝ている 状態で岡田くんが私の胸の辺りを触っていた。
お互いに寝ぼけており、私も私で何も思わず触られていたのだが、岡田くんが「あっ!間違えた!」と声を上げた。

間違えた?


どうしたのか聞くと岡田くんが悪そうに、「肩だと思った…」と言った。

ガッチリホールド系のブラをしていたので、そこは胸だけどもう肩でいいよと伝えて、もう一度二人で寝直した。
幸せなゴールデンウィーク