なんやねーん

要するに互いの利益と効率を優先させただけの同棲はするまいと思っているのだが、じゃあまずは将来を約束しましょうという話もしていない。どうやって深い話するんだっけか。そういや私、経験ないわ。

▼

恋人の岡田くんについてです。
交際を始めてから現在に至るまで、日に日に好きなところが見つかる甘い関係です。どうもありがとう。
最近見つけた彼の好きなところは、トウモロコシの食べ方。あまりにきれいに食べるので思わずうっとりします。見つめすぎるとおいでやす小田さん風に叱られます。

うーん、どうでもいい。

▼

共通の知人に「同棲してるの？」「結婚しないの？」と聞かれるのだが、同棲してないし結婚するかどうかの話し合いも今のところしていない。

岡田くんとなら結婚したいし、父親になった岡田くんも見てみたい。

とは思うが、岡田君にその気がなければそれはそれで。折合いをつけて、お互いが心地よいところに着地できたらいい。
と思っている。今のところ。

さらに希望を言えば、結婚しないなら同棲したくない。いつか結婚したいならそのいつかを仮でもいいからおおよそ目安を出したい。そこから逆算的にTO DOリストを書き出したい。

うーん、我ながらめちゃくちゃ現実的だ。自分が岡田くんなら引くだろう。

さて。こういう現実的な話を少しずつ、そろそろし始めてもよさそうな気がするのだが、まだ気が早いだろうか。そんでもってこういう話というのは、どうやって切り出すんだろうか。

▼

こういうことが頭の片隅にあると、無意識に知人友人有名人のおめでたい話題を振ってしまう。「昔のバイトの先輩のアイコンが子どもになってたよ！びっくり」だとか「ガッキーと源さん、こっちが幸せよ！」とか。

そういう話題を振ってしまった後で、やばいナチュラルにプレッシャーかけてしまったかもしれないと自己嫌悪に陥る。そしてこじらせて、話題のオチが「男の人の方が子供の写真をアイコンにしがちだよねぇ～？」だとか「恋ダンス踊れます、それでは踊ります」とかになってしまう。話題の着地に失敗して捻挫レベルだ。

違う、そうじゃない。いやあの、まず、そもそも、プレッシャーをかけたくてそういう話題を出しているんじゃない。

でもそろそろ話はしたい。
うーん、なにこれ。

▼

ただ同時に、日に日に好きなところが見つかる今のこの甘い関係もまたすごいことだよね～と思う。なので、後悔しない程度に先延ばしにするのも悪くないかもしれないと考えている自分もいる。

うーん。とりあえず、
トウモロコシを蒸かしておこう。