笑えばいいと思うよ
ラグビーW杯日本大会が9月20日から始まった。他のテレビ番組はつまらないし、スポーツ観戦自体嫌いじゃないし、なんとなく開幕戦をつけていた。なんとなく。それだけだったのに。
ラグビー、すんげーおもしろい。かも。
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毎日「開幕日まで後何日!」とカウントダウンするアナウンサー。へぇラグビーですか。へぇW杯ですか。そんなに世の中では盛り上がっているのですかと、ボーッと思っていた。
「いよいよ明日!」と、大会サポーターらしき小島瑠璃子が言っている。足ほっそいな!ラグビー選手の腕より細いぞ。こじるり、ごはんちゃんと食べてる?大丈夫?
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代表選手はその国の国籍の人だけじゃないらしい。色々条件はあるけれど、国籍だけで線引きされない。一度その国の代表になったら母国を含め他の国の代表にはなれないそうだ。
これを知って感激した。いいねボタンがあったなら連打していた。
どんな思いで海外出身の選手が日本を選んでくれたのよ…もちろん母国の他の選手が強すぎて日本代表になったほうが出場機会があるから、というもあるだろうがそれだって賢い選択だ。
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開会式から試合までの時間、チームを紹介する映像になった。
選手を覚えてしまうと、知らないスポーツでもなぜか応援したくなるから不思議だ。
試合が始まる。さっき映像が流れていた人たちだ。
リーチ、リビングにサウナのある人。奥さんの手料理が美味しそうだった。
流、イケメン。名前が一回では読めないけどイケメン。
堀江、ドレッドヘアー。奥さんとイチャイチャしていた。
乗り越えてきた合宿のつらさや怪我からの復帰までの長い道のり、家族の思い。色々なものを彼らは背負っている。
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今までラグビーの試合を見たことがなく、ルールが全くわからない。しかし解説が丁寧で、画面にも反則の内容説明が表示される。素人にもわかりやすい。
なるほど、ボールは前にパスしちゃダメなのか。
ふむふむ、ボールを持った選手が倒れこんで後ろの味方にボールを渡すとき相手チームは手を出しちゃいけないっぽいな?
テレビのdボタンを押すとさらに詳しいルールの説明と選手紹介が見られる。38歳のトンプソン、『普段は関西弁』とのこと。
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ラグビー選手はハルクタイプとアイアンマンタイプだな、と思った。念のために言うがディスってない。素人目に見て思っただけで決してディスってない。
奥さんとイチャイチャしていたドレッドの堀江はハルク、具智元もハルク、稲垣もハルク。流や松島、田村はアイアンマンだと思っている。
ハルクが相手を止めてアイアンマンが走る。
その攻防がすごい。格闘技だ。そんなのアリなのー!?と驚くようなぶつかり合い。その巨体でその敏捷性、巨体を持ち上げる巨体。
一瞬の隙をついて、相手からむしりとってハルクからアイアンマンにボールが渡る。そのまた一瞬の間にもボールを取り返そうと体をぶつけに行き、タックルし、ユニフォームをつかむ。
なんて泥臭くてわかりやすい構図。
またラグビーが頭脳戦であることも知った。
相手のペナルティを誘うプレーや、相手の体力を考えさらに消耗させるため長めにボールを蹴る等。あんなに激しいなかで細かい計算を一瞬でしているのかと思うとゾクゾクする。
ラグビーって、すんげー面白い。
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開幕戦が面白かったので、昨日のニュージーランドと南アフリカの試合も見た。これもまた激しくて、眉間にシワを寄せて睨み付けながら見てしまった。
ニュージーランドのバレット選手は兄弟3人で代表なのだそう。3人兄弟ですごいなー。dボタンを押して選手の情報を見てみる。
『ボウデン・バレット』
おおイケメン。アイアンマン。兄弟3人の中で一番お兄さん。
『8人兄弟の次男』
3人兄弟じゃなかった。
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ラグビー、面白さを知ったばかりだ。ルールは見ながら覚えようと思う。今更ながらW杯が日本で開催されているって、これすごいことなんじゃないか。
この熱は「今だけ」「流行っているから」になるかもしれないが、しかし完全に見る目が変わったぞ。ラグビー。
あぁ面白い。
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余談
実は稲垣選手は同い年で地元がとても近いので(ローカル話ができるレベル)贔屓目に応援しておりインスタもフォローしてみた。全部顔が怖い。タイトルは稲垣選手に向けて。