勤労ソング、2曲続けてお聞きください。

ヴィジュアル系を辞めてからの (?) ユニコーンが好きで、女子高生にして民生だエビちゃんだの言っていた。

当時はKAT-TUNがデビューしてそれほど経っておらず、メンバーも現在のKUNのみならず全員いたときだった。彼らのファンだったらしいクラスのギャルは、毎日大声でその届かない愛を教室で叫んでいた。シンプルにうるさかった。

当然のそんなクラスメートとは話は合わなかったが、そもそも話をすることもないので何の問題もなかった。互いに無関心で、共通の言語を持とうとしない人類は同じ空間にいても争うものが無いので、無であった。そして話が合わなければ合わないで、合う人たちで集まって話をしていた。つまり私の周りには筋肉少女帯が好きな人もいたし、井上陽水を聞いていた人もいて、微妙にかみ合わないながら似た界隈を楽しめる人がいた。

ユニコーンの「大迷惑」は、さすがに20代以下のなうでヤングなボーイズ&ガールズも聞いたことがあるんじゃないか。聞いたことがなかったら聞いてくださいMV見てください。民生が若くてかわいいのと間奏のギターのピロピロがやばすぎるので。ドラムもかっこよすぎ。ユニコーンは楽器がいちいち上手い。

https://www.youtube.com/watch?v=9vEw-r3mmfk
※音が出ない場合は、「YouTube」のロゴをタップしてYouTubeのアプリで見てくださいお願いします。

この「大迷惑」は当時のサラリーマンの切ない心情(マイホームを建てたばかりなのに単身赴任の辞令が出てしまい、スウィートなワイフと離れたくない、けど断ったらこれからの生活が~、という板挟み)が描かれている。当時の「時代」というものをとてもよく表している。単身赴任を断ったら昇進できなくなる恐怖心や葛藤は現代もあるけども。

さて、どうもこのワイフ、エプロン姿でおねだりしているあたり寿退職の若い女っぽくないですか。新築マイホームで、バブル前のいいときの。(う、うらやましい…。)
羨望のまなざしはさておき、この歌詞の設定、あまりしっくりこない。生まれる直前にバブルがはじけていたからだろうか。現実味がないというか、そんな時代もあったのですね、という史料感。

おそらく今現在共働きの夫婦や社会人カップルに響くのはこっちなんじゃないかな。という曲に出くわしましたので、お聴きください。(時間を持て余していたら)

ズーカラデル「働くふたり」
https://www.youtube.com/watch?v=cztIAf8PnZs

(聴けば聴くほどイントロも似ている気がするし、マッシュアップできなくもないんじゃないかな~)(A→B→サビのアイディアの無駄遣い感(※褒め言葉)も民生っぽい)