結婚は買う時代 2.この気持ちはなんだろう
結婚相談所のマッチング無料体験に行ってみた。スタッフのお姉さんに生物の遺伝子プログラミングについて教えてもらった。
なーんのこっちゃ。
体験レポの続きです。
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企業紹介の動画を見たりスタッフのお姉さんから説明を受けたあと、自分自身が望む結婚について質問に答える。
例えば「子どもはほしいか」とか「結婚までに恋愛したいか」とか。一番答えられたなかったのは「理想のデートは何か」というものだ。
理想…
り、理想???
理想のデートって
なに…
私「理想のデートって、何ですか…」
お姉さん「え…」
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その後突如始まるお姉さんのターン。
お姉さん「ヘミヤマさんの年齢は婚活中の男性に一番求められる年齢なんですよ!」
お姉さん「好きな人は?気になる人は?いないんですか?」
お姉さん「休みの日は何をしてるんですか?家事だけ?!合コンや紹介もない?!」
お姉さん「 M O T T A I N A I(モッタイナイ)!!!」
お姉さん「私たち世代って、女性の社会進出だったりキャリアウーマンが素晴らしいとされた世代で、親も私の結婚には口出ししなかったんですよ…」
お姉さん「でもね、30過ぎて結婚したいと思ったとき、もう遅いの!風邪を引いたときみたいな感じです!健康を失ったときに初めて、そのありがたさに気づく!」
お姉さん「若さを失ったときに初めて、その価値に気づくんです!」
お姉さん「もう私のような思いを、若い子達にさせたくない…」
お姉さん「一日一日を!!丁寧に生きて!!!」
私(えぇぇーーーーーーー)
このお姉さん、髪の毛は傷んでいるが熱量がすごい。
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丁寧に生きることを強く推された後は、サービス内容の説明。そうそう、これが知りたかったのだ。遺伝子とか若さを失ったときに、とかそういうことじゃない。まぁ面白かったんだけど。
サービスは様々。簡単に言うと、マッチングアプリのような「検索」、そして「婚活イベント」「お見合い」だった。
「検索」は、好みの条件を選択して絞りこみ。気になる人がいればなんやかんやしてメッセージのやりとり、実際に会ってみるなど、完全に個人戦で進めていく。
正直、マッチングアプリと同じじゃない?と思うが、入会のためには「独身証明書」が必要である。そして男性であれば「課税証明書」等の収入を証明できるものも。
だから安いマッチングアプリのように、既婚者が遊び相手を探して嘘モリモリのプロフィールで異性を誘う、というのは不可能。また結婚願望がある人しかいないので、そのフィールドで伴侶を探すというのはとても効率がいい。
なるほどですね。
「婚活イベント」「お見合い」はそのままである。サービス会社主催の婚活パーティーや街コン、担当スタッフによるお見合いのアレンジ。
お姉さん「検索の方は個人戦なので月々の会費だけで利用できるんですけどー、イベントは3000円から、お見合いはウン万円ですー。」
別途料金発生なんですネー
この辺からビジネスを感じ始める。うんまぁ、ビジネスなんだけど。出会いを購入するというこの、感覚。
結婚サービスの会社なんだから仕方がないんだけど、なんだろう。この気持ちは、なんだろう…
合唱曲「春に」の冒頭部分が脳内BGMになる。谷川俊太郎の作詞のやつです。
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お姉さん「では検索やってみましょうかー。最初に、ヘミヤマさんがどれほどの男性たちに求められているか、その数を見てみましょうねー。」
ようやく。ようやく体験である。このためにノコノコやってきたのだ。
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まだ続く。