出会えない系マッチングアプリ
1ヶ月だけマッチングアプリに登録していた時期がある。
仕事以外の話し相手がほしい つまり もとい あわよくば彼氏 ちなみに日本人に限る
という煩悩と
女性は登録無料?わーい!無料のつくものだぁい好き!
というケチケチ精神(?)で登録した。
…いっや、登録にたどり着くまでの入力の マーーーーこ面倒臭いこと!
少しは写りがましな写真を載せて、
趣味等のライトな質問から
結婚や子供の希望について等の
結構ヘビー目な将来の展望まで
アプリに促され応援されながら
ただただひたすら自分のことを入力するのである。
自分のことしか入力していないのに、だんだん自分じゃない人間のプロフィールみたいになっていくのを感じた。
脳内(だれ?この平凡な回答の女。しかも超ブス~ウケルーって、すべてわたしやないか~い)
一種のゾーンである。
慣れない私は心の均整をとるため(というかだんだんつらくなってきて)「不毛!不毛!」と連呼しながら入力を続けた。
ちなみに実際には声には出していません。そんな人危ないよね。
40分ほど費やしたでしょうか。
今その40分があれば部屋の掃除がしたい。
しかし努力は報われるらしい。
私のプロフィールを見てくださった男性が「いいね!」みたいなボタンを押してくれた。
このボタンを押してくれた人に対して自分も「いいね!」ボタンを押せば、アプリ内でメッセージのやりとりが可能になる。
そしてまたその逆(自分から「いいね!」を押して、相手からも「いいね!」が返ってきた場合)もしかり。
そんなこんなでスタートしたマッチングアプリだが、退会するまでの1ヶ月でやりとりした人は3人くらい。(少なっ)
当たり障りなく紹介したい。
一人目:地方出身の国家公務員
第一印象は
すげー!国家公務員も登録するんだ!(どんな偏見)
写真はカピバラ的な動物とのツーショットで、アウトドアが趣味。
身長も高め。居住地も片道一時間くらいと予想される。
私「ええやん」
さっそくメッセージのやりとりを開始する。
女性は登録無料だが、男性は月額2,000円位だった。
登録を継続しない限り、男性はアプリ内でメッセージのやりとりができない。
だからうまく行きそうな兆しがあれば、アプリ内メッセージでLINEのアカウントを交換し、LINEでのやりとりに移行したほうが、男性には経済的なのだ。
と言っても初っぱなから「LINEしませんか??」などと言ってくる男にましなやつはいねぇ、とマッチングアプリレポにも書いてあったし、
そもそもまだやりとり始めて間もないのに女の側から「LINEしませんか?」なんてちょっと怖くありませんか?私が男の人なら怖いなって思います。
ということで、天気の話レベルで誰も傷つけない会話からスタート。
天気の話って便利だよね、ていうかもはや挨拶だよね。
カピバラ国家公務員とのやりとりの内容に戻る。
私「はじめまして。○○(フルネーム)と申します~。この度はありがとうございました~」
カ「はじめまして!●●(下の名前だけ)です!なんちゃらかんちゃら」
下の名前だけでいいのね!?
えーーー??!うそーー!
個人情報を自らさらした気分でとっても恥ずかしい!!
ちょっともーー!!マッチングアプリレポに書いてなかったもーーーん!(本当に後悔した)
初っぱなからLINE移行の提案をしない代わりに自爆したが、気を取り直して別の話題を振った。
私「好きな食べ物はなんですか?」
小学生が教育実習生に初日に聞く質問ーー。
カ「カレーです。ときどきスパイスから作りますよ!」
最高かよー!
(プロフィールに書いてありますが、私はカレーとパンとコーヒーが好きです)
わたしこの人と仲良くなりたい!
スペックも申し分ないし!
私の自爆をナイススルーしてくれたし!
この人、カレー作れるし!
花より団子とはこの事でございます。
その後のやりとりの中でも、私は下心丸出しだったのでしょう。
ー数日後
私(カレーの話のあとから全然連絡来ないな)
私(国家公務員だからめっちゃ忙しいのかな!私待つ、待てる子だから!)
私(今まで待てなさすぎてフラれまくってるから、今回は待つ!)
ー10日後
私「これ…終わっとるな(やりとりとか、カピバラさんのアプリ退会の可能性も含め全てが)!」
私「終わったな!」
マッチングアプリの教訓。
やりとりが止まっても、その真意に気づくのが微妙に後手になる。
長くなったので続きはまた今度。
次回
謎のドイツ人とマッチング成功~オレは社長に気に入られてるから~