人の道ならず
そもそもの「不倫」の意味は、「ひとのみちならず」。高校の倫理の授業で大槻ケンヂにちょっと似ている先生が話していた。本来ならば配偶者以外の者との不貞関係をのみを差すものではない、と。
要するにどんなことでも「そんなことするなんて人じゃねぇ~」
ただっち作『夫がいても誰かを好きになっていいですか』
正直に申し上げますが、私はこの作品を最後まで全部見ていません。(まさかの)インスタとかその他ウェブサイトにてときどき読んでいる程度です。(せこさの極み)
しかしながらこの作品についてこれだけは言える。
レビューが熱い!ネタバレと、冷静な怒りがすごい!
「こんな吐き気のする漫画で利益を上げてほしくない」「
作者完全勝利だとおもうわけ①「こんな吐き気のする漫画で利益を上げてほしくない」について
まず「こんなに熱いレビュー、 熟読してなおかつ時間をかけて言葉を選ばなければ、書けないぜ? 」これに尽きる。
もうあんた、めっちゃ読み込んどるやんけ…。すげぇよレビューのあんたァ、あんたの熱量。すげぇ…。まず的確でわかりやすい。 長々と思いのままに殴り書きの果てに理論が回ってる、 ということがない。サラッとネタバレしてるけどまぁいいだろう、 不倫の落ちは99パー不幸と後ろめたさだ。昼顔、見たかい? 私は映画を見たぜ。斎藤工(の役)、派手に死んじゃったよ…。(映画「昼顔」をサラッとネタバレ)
話を戻すが、何に怒ってるのかがすごくわかりやすい。
あんたァ、いい読者だ。
作者完全勝利だとおもうわけ②「画力の無さよ…」
画力の無さ… まぁ完全に否定はできないけど(確かにほかの作品でのキャラの描き分けとか微妙だ)、この漫画の絵はもはやイラスト。少ない線で描かれて実にシンプル。んで、シンプルな絵ってすごいんだよね、という話。
シンプル=脳内で置き換えやすい
シンプル=脳内で置き換えやすい
こだわりまくりの緻密な絵は、主人公を固定する。つまり読者は、
しかしながら一方シンプルな絵は情報が少ない。情報が少ないと、
つまり。シンプルな絵の方が、
では不倫を題材とした漫画におけるその効果は。まぁここまで書けばわかりますよね。(皆まで書かないスタイル。
あと私の場合、シンプルな絵じゃなかったら、
オノナツメの『not simple』も然り。
余談ですけどねぇ、この作品はですねぇ、物語が救えないんですよ。読んだ後の自分の気持ちを立て直すのが大変。オノナツメのこのタッチじゃなかったら読みきれないよ……。イアン…。
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「夫がいても~」のレビューに話を戻そう。
アンチ的なレビューには、ストーリーや登場人物、そして不倫そのものに対する怒りをあらわにしたものが多い。そんな中、なぜか作者に八つ当たりするものも多い。作者の意図がわからないという旨のレビューや、読む価値なし、とか。
まあまずは落ち着こうぜレビューのあんたァ。しっかり読んで胸くそになっちゃったんだよな。でもたぶんその怒りが答えだよ。
作者が伝えたかったこと、
「結局、不倫じゃ誰も幸せになれないし、 誰のことも幸せにできない」
自分自身のことですらな。
胸くそな読後感と共に刻むべし。ってことでいいんじゃないか。
以上。
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不倫にはまりそうな若い女の子~既婚男性との恋愛は、うんこだぞ。
結局既婚男性は妻との子供と新車と新築を夢見てるからね。
若い女の子、そこにあなたの存在する余地はない。
不倫してる暇があるなら仕事しろ。金貯めな。優しい言葉で諭してほしいなら足洗ってこい。
話はそれからだ。うまい酒飲もう。